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貞住 真実子さん

「誰でも作れるようなものを、
誰よりも美しく」。
長崎のステンドグラス文化を継ぐ

長崎へ行くと、教会やお土産屋さんで見かける「ステンドグラス」。

本格的なものともなるとどこか高貴なイメージが漂いますが、地元・長崎市にアトリエを構える貞住真実子さんは、部屋のインテリアやアクセサリーなど、オシャレでカジュアルなアプローチでステンドグラスづくりを行っています。

彼女が手がける作品には県外からのファンも多く、販売会を開けば遠方からやってくる方も……。日常に溶け込むステンドグラスを発信し続けるアーティスト・貞住さんの魅力を紐解いていきましょう。

まさか自分が……。
ステンドグラスを「仕事」に

ステンドグラス工房を営む両親のもとで生まれ育った貞住さん。小学生の頃には、授業が終わると工房へ遊びに行っていたそうで「お菓子を食べたり、そこで宿題をしていましたね」と振り返ります。

ステンドグラスは「美しいもの」という認識があったものの、ガラスを扱うということもあって触ることは許されませんでした。両親の会話も専門用語ばかりで、幼い頃は「じつはサラリーマンの家庭に憧れていました(笑)」と意外な言葉も。

そんな貞住さんに転機が訪れたのが、19歳の頃。初めて工房の仕事を手伝った時のことでした。

「何をやっても飽き性だった自分が、ステンドグラスづくりだけには集中できたんです」

その後、両親からの後押しもあり、ついに2人に弟子入り。貞住さんは、ステンドグラスアーティストの道へと進むことになりました。

職人仕事は、毎日同じ物を作り続ける集中力や忍耐力が必要。当時、母親からも「長く続くとは思わなかった」と言われたほどでしたが、両親の心配をよそに、貞住さんは修行の日々を前向きに乗り越えてきたそうです。

そんな中、経験を積むことで芽生えてきた「自分がカッコいいと思うステンドグラスを作りたい」との想い。工房ではお土産に特化した商品を作っていますが、ガラスには、様々な美しい色合いのものがあり、それらを使ってみたかった……。そんな気持ちが高まったことで、10年後に独立。

「独立して2年は何をしていいのか分からなかった」と貞住さん。ワークショップや展示会を開いていく中で徐々に認知度が高まり、仕事の依頼を受けるように。2年目には念願のアトリエも構えることができました。

「生まれ育った長崎に貢献したい」
という想い

貞住さんのものづくりのテーマは「誰でも作れるようなものを、誰よりも美しく」。しかし「これが一番難しい」と加えます。

ステンドグラスは、シンプルなものほどごまかしが効かないため、クオリティの良し悪しは素人でもすぐに見極められるとのこと。

10年以上携わっている貞住さんでさえ、いまだに納得できたことはなく、母親の作品を見ると「まだまだ上がいるな」と思い知らされるというほど。「センスや感性は人それぞれですが、技術には、何より『経験』が必要」と、身にしみているそうです。

そんな貞住さんが、仕事をする上で思い出す言葉があると言います。

「基本をしっかりやれ。基本をやれば、つまづいた時にスタートへ戻れるから」

これは彼女の父親の言葉。10年という長い修行期間に学んだことは、基本に戻る大切さ。両親から教わったことを、大好きな長崎で還元し「本当に美しい」と思ってもらえるステンドグラスづくりを続けたい、と貞住さんは語ります。

「自分がどういうものを表現したいか、誰がどのようなものを欲しているのかを考えられる『職人』でありたいですね」

貞住さんの「人」としての魅力は「作品」にも反映されているのです。

ランチはみんなで手づくり!?
集中とリラックスのバランスが大事

長崎市内にある現在のアトリエに移転して約1年。シンプルでオシャレな空間の中で、2名の女性スタッフと共にステンドグラスの作品づくりに没頭する毎日を送っています。

ハイブランドショップや百貨店への納品、さらにはオーダー制作など、目まぐるしい1日を過ごす中で、昼食は特別で大切な時間。3人で本格的な手作りランチを作り、リラックスした時を過ごしているそう。

「みんな主婦なので、手際よくササっと作っちゃうんです(笑)」

この何気ない時間が緊張を和らいでくれて、午後からの集中力が必要な作業も乗り越えられるんだとか。

「クライアントのある仕事も楽しいものの、年に2回開催しているアトリエ販売会では、自分の作りたい作品を好きなだけ作っているため、ストレス発散になっています」と貞住さん。

来場者は20代~40代が多く、福岡や東京からウワサを聞きつけて訪れる方もいるそうです。

なんだか、一緒にお話しているだけで、思わずこちらも笑顔になってしまう貞住さん。その柔らかいお人柄は、きっと作品からも伝わってくるはず。

貞住 真実子さん

「Arte.M STAINED GLASS」代表
2002年に両親が営むステンドグラス無限工房に弟子入りした後、2012年に独立。2014年に同会社を立ち上げ、2019年に長崎市出島にアトリエを移転した。ステンドグラスを日常に落とし込んだ作品づくりで、見る人を魅了する。

そんな貞住さんが活躍する
長崎の街で乗りたいのは、
このクルマ!
ROOMY[ルーミー]

TOYOTA ROOMY[ルーミー]

「急な坂道が多く、離合(狭い路地でのすれ違い)が多い長崎では、コンパクトでありながらも馬力があって、コーナーセンサーが付いているクルマがおすすめ!」
「ワンタッチでドアが開く『パワースライドドア*』は、子育て世代に嬉しい機能ですね」
*グレードにより各機能の設定は異なります。詳しくは販売店にご確認ください。

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